医薬品メーカーはそもそも高収益で、年収が高い会社が多いのだが、大阪府に多数集結している。その理由は、江戸時代から薬問屋の街として知られる大阪市中央区道修町があるため。武田薬品も塩野義製薬も、本社は道修町にある。

 小野薬品の本社も登記簿上は道修町にある。ちなみに小野薬品といえば、同社が製造・販売するがん免疫薬「オプジーボ」が有名だ。この薬につながる研究で、2018年に京都大学の本庶佑特別教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことは記憶に新しい。

 ただ、その後、「オプジーボ」の類似薬に関する特許使用料を巡って、本庶氏が同社に約226億円の分配金などの支払いを求めて訴訟を起こす展開となった。残念ながら、もめ事はまだ続いている。この騒動の決着の行方も、小野薬品を語るうえで注目点の一つとなっている。

建設も3社ランクイン

 医薬品メーカー以外では、建設3社がトップ10に入った。4位の奥村組が952.5万円、8位のダイダンが924.7万円、10位の大和ハウス工業が918.5万円だった。

 また、9位のりそなホールディングスは、昨年891.7万円で11位だったが、今回は919.1万円に増えたことでトップ10内に滑り込んだ。

 ランキングの完全版では、11位以下の計200社を掲載している。年収700万円超えの上場企業の傾向も詳しく分析しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 宝金奏恵)

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