米下院は1日、2兆2000億ドル(約230兆円)規模の新型コロナウイルス経済対策法案を賛成214、反対207で可決した。民主党議員18人が造反して反対票を投じた。超党派での合意に向けたトランプ政権との協議が長引く中、民主党は共和党との合意が得られないまま独自の法案を可決した。ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)とスティーブン・ムニューシン財務長官がさらに協議するため下院での採決が延期されていたたが、結局合意には至らなかった。ペロシ氏が今週、2兆2000億ドル規模の経済対策法案を提出した後、ムニューシン氏は1兆6000億ドル規模の経済対策を提案。それまで示していた1兆5000億ドルから増額した。主要な相違点となっていた州政府や地方自治体への支援(2500億ドル)などが盛り込まれた。
米下院、コロナ経済対策法案可決 230兆円規模
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