――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国の電気自動車(EV)市場は再び加速しているが、同時に競争も激化している。米テスラは好位置につけているようだが、中国メーカーの一部は価格競争に見舞われるかもしれない。これら地元メーカーの株価は今年に入り急伸した。  中国のEV販売は昨年、政府が補助金を削減してから軌道を外れ、今年に入ってからは新型コロナウイルスの流行に一段の打撃を受けた。その結果、欧州が中国を抜いて世界最大のEV市場に浮上した。それでも中国経済の緩やかな回復を背景に、国内EV販売は7月以降盛り返している。