カリフォルニア州オレンジ郡とフロリダ州のオレンジ郡はどちらも年間を通して温暖な気候に恵まれ、ヤシの木が立ち並ぶ。新型コロナウイルスの感染拡大前には、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーのテーマパークが何十億ドルもの経済効果を生んでいた。だが、カリフォルニア州とフロリダ州は新型コロナ流行下の経済活動再開を巡り異なるアプローチを取っていることから、ディズニーもそれぞれの方向に沿って進み、両極端の結果が出ている。全米や全世界を股(また)に掛ける企業の再開計画に対し、管轄区によって異なるルールや規制の及ぼす影響が浮き彫りになった格好だ。ディズニーの影響は何万人という労働者の生活だけにとどまらない。地元経営者や財政難の地方自治体、人口の多い両郡の活力にも響く。
ディズニー再開、フロリダとカリフォルニアの違いは
州で異なるコロナ対応 「ワールド」は営業、「ランド」は閉鎖中
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