訪問ヘルパー先の玄関で「こんにちは!」とドアを開いた瞬間、開口一番、「テレビの画面が変なの!」「エアコンの設定温度が元に戻らない」「明かりが消えてつかなくなった!」などなど言われるそのワケとは(写真はイメージです) Photo:PIXTA
親が高齢になり、介護認定を受けるほどではないけれど「足腰が弱ってきた」「物忘れが増えてきた」となると、様々な困りごとに直面します。この道30年の介護のプロによる新刊『自宅で暮らしたい「介護未満」の親の支え方』(青春出版社刊)から、「介護未満」の親が自宅で安全・安心に過ごすためのヒントを紹介します。
介護は「始まる前の準備」が重要
自宅で暮らしている高齢の親。今はなんとか日常生活を送れているけれども、だんだんできないことが増えてきてちょっと心配。かといって、要介護認定を受けるほどではないし……。そんな「介護未満」の時期は、介護保険のサービスが受けられないため、必然的に家族が支えることになります。
高齢になると、視力や聴力の低下、筋肉の衰えなど、体にもさまざまな変化が起きます。このとき、高齢者目線でちょっとした工夫をしたり、家電や便利グッズを活用したりすれば、「介護未満」の方の暮らしはぐっと快適になります。
また、介護のプロとしての経験から感じるのは、介護は始まるまでの期間、つまり「介護未満」の過ごし方がとても重要であるということです。
「要介護」になる定型的な例として、認知症の発症、転倒→骨折→入院→寝たきり、また脳梗塞による半身麻痺などがあります。
これらは、「予防不能」というわけではありません。「要介護」状態にならないよう、「介護未満」の親本人はもちろん、周りの家族も意識して日常生活を見つめ直せば、「予防も可能」になるのです。







