イノベーション・キャンパスはCIC Warsaw、District Hall、Trend Houseの3つで構成される
イノベーション・キャンパスはCIC Warsaw、District Hall、Trend Houseの3つで構成される 筆者撮影

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスの感染拡大はまだまだ終息しそうにない。そんな状況の中でも華々しくオープンする大規模プロジェクトもある。規模の大きなものなら計画から完成までに数年はかかる。つまり、計画時にはコロナリスクは織り込まれていない。立案時とは根底から世の中の状況が変わった現在、プロジェクトをどのように調整し、成長させていくつもりなのか、世界最大級のイノベーションコミュニティの例から探ってみたい。(フリーライター ミハシヤ)

誰もがイノベーターを目指せる
大規模施設がワルシャワにオープン

 ここ数年、スタートアップやイノベーションを促進・活性化する動きが高まっているが、筆者が住むワルシャワでも同様だ。6月29日にはワルシャワ中央駅に隣接する複合施設「Varso Place」の一角に、8000m2の広さを誇る「イノベーション・キャンパス」が公式オープン。「Varso Place」は3つのビルで構成され、建設中のタワー棟は完成するとEU圏でもっとも高いオフィスビルになるという。

District Hallには誰でも無料で使えるコワーキングスペースが広がる
District Hallには誰でも無料で使えるコワーキングスペースが広がる  筆者撮影

 イノベーション・キャンパスは「誰もがイノベーターになることができる」という理想のもとに設計されており、メンバーやテナントを対象とした施設のほか、カフェや、高速Wifiを備えた誰でも無料で使えるコワーキングスペースもある。業界の垣根を超えてさまざまな人々が出会い、新たな価値を生み出す場になることを目指している。