2016年米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利した一因は、彼が米国のムードに関するいくつかの大きな事柄を理解し、それに集中し続けたことだった。それと同様に、ジョー・バイデン氏が2020年大統領選でリードしているのは、結果的に広く国民の心に響くことになる2つの大きなテーマに集中してきたからだ。それは、米国は分断ではなく結束に向かう準備ができていること、そして新型コロナウイルスは本当に重大な問題だということである。こうした焦点の絞り込みは3週間後のバイデン氏の勝利を意味するものではない。しかし、同氏が民主党内で当初懐疑的に見られ、大統領候補として短所を抱えていたにもかかわらず、これまで順調に来ている理由はそこにある。
バイデン氏の選挙活動、2大テーマが原動力
米国は結束に向かう準備ができており、新型コロナは重大な問題だというメッセージを堅持
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