アップルの売りはもはやシンプルさではない。同社は使いやすい機器で最もよく知られているかもしれないが、かつては製品ラインアップに非常にシンプルなアプローチを取っていた。毎年、新型iPhone(アイフォーン)1種類を発売する一方で、前年投入した機種は値下げし、その他のモデルは販売をやめていた。しかし、ここ数年でそうしたやり方から徐々にシフトし、13日の新型iPhoneの発表ではこれまで以上に大きくかじを切った。昨年は3種類のiPhone 11を投入したのに対して、今年は価格の異なる4種類のiPhone 12を発表した。