疲れ知らずの60代が、40・50代から続けている「食事のマイルール」Photo:PIXTA

 人生100年時代、まだまだ元気に仕事をしなければいけない…と思うと、早めのケアが大切です。今は仕事に邁進しなくてはいけない、というときもあるでしょう。でも、健康であれば、仕事に全力投球できる時間は長くなるはずです。失ってはじめて健康の大切さに気がつきました…では、遅いはず。今、60代で生き生きと働いている方たちは40代、50代とどのような食生活を送り、現在はどのようなことに意識しているのでしょうか。人生の先輩方にお聞きした秘訣を、鍵を握る3つのキーワードごとにご紹介します。

ケース(1)タンパク質
40代で筋トレに目覚めたNさん

 前回の記事(「実はカラダを弱らせる?ヘルシーな食生活の落とし穴 」)でもお話したように「とっているつもりでとれていない」のがタンパク質。「150gの肉を食べたから、150gのタンパク質量がとれた!」…というわけではなく、実際にとれたタンパク質量は30gほど。筋肥大を目指すならば、1日に必要なタンパク質量の目安は体重1kgあたり2.0gなので、体重60kgの方なら120g!相当タンパク質を意識してとらないと、目標に達することができません。