米国の国家安全保障会議(NSC)が15日に発表する予定の国家安全保障上重要とみなされる技術のリストに、人工知能(AI)、量子情報科学、半導体が含まれることが明らかになった。リストに掲載された技術は、軍事、情報、経済などの観点から極めて重要だとして、ガイドラインに基づき保護されることになる。ある政府高官によると、このリストには、これらの技術が中国などの敵対国に渡ることを防ぐ方法について、政府機関に対して特定のガイドラインを示した報告書も添付される。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧したコピーによると、同報告書は、中国がいくつかの革新的分野で米国の地位を奪うため多額の資金を投じていると指摘。さらに、中国が「技術の盗用、企業に対する知的財産開示の強要、自由で公正な市場の阻害、研究開発プロジェクトにおける相互アクセスの未提供、民主主義的価値に反する権威主義的な慣行の促進などの手段を採っている」としている。
安全保障上重要な技術の海外流出阻止へ、米がリスト作成
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