世界の多くの国が旅行者を対象に国境で新型コロナウイルスの検査をしているが、中国は輸入した冷凍魚介類も検査の対象にした。北京の海鮮・精肉・野菜市場で6月、新型コロナ感染が発生して以降、中国当局は輸入された冷蔵・冷凍食品が原因である可能性を特定した。青島市では極めて慎重な対策が導入され、集団感染を受け当局者が住民およそ1100万人を対象にコロナ検査を実施している。港湾作業員2人が先月、感染したことが関連していると当局者は指摘。ウイルスに汚染された輸入品の冷凍魚介類を運んだことで作業員が感染した可能性が高いとしている。中国は食品輸送を巡る懸念を背景に、大規模な検査に乗り出した。中国税関総署はこれまでに、港湾に荷揚げされる魚介類や肉類を含む、温度管理を必要とする冷凍・生鮮食品(いわゆる低温物流食品)のパッケージから、少なくとも50万点のサンプルを検査したという。
中国のコロナ狩り、冷凍魚介類まで検査
食品と感染の関連疑う証拠はないが可能性は排除せず=米CDC
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