大学側から連絡を受けた大阪府警は大麻取締法違反の疑いで部員5人から事情聴取し、使用の状況や入手経路を調べている。

 近畿大の渥美寿雄副学長は記者会見で「逮捕に至っていないが、重大事態と受け止めている。調査が終了次第、学内規定に則り処分する」と話した。

 近畿大サッカー部は1972(昭和47)年の創部で、昨年の関西学生1部リーグ8位。元日本代表の山口敏弘氏ら数多くのJリーガーを輩出している。

安価で抵抗感も薄く

 近畿大サッカー部は部員がずばり「コロナの影響」について示唆。東海大硬式野球部も時期的にコロナの影響があった可能性は考えられる。加えて、社会部デスクと話していて気付いたのが「いずれも大麻」だったという点だ。

 実は、これまでにも大学の運動部員が違法薬物に手を染めていたとして摘発されたケースは少なくない。

 今年1月、強豪として知られる日大のラグビー部員が東京都渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。

 2018年11月には、追手門学院大のアメリカンフットボール部主将が大阪府茨木市の自宅で大麻を所持していたとして、近畿厚生局麻薬取締部に同法違反容疑で逮捕された。

 09年には日体大陸上部の元男子部員(家宅捜索後、退学処分)が関東信越厚生局麻薬取締部に書類送検され、07年には関東学院大のラグビー部員2人が神奈川県警に逮捕されている。

 そう、いずれの違法薬物も「大麻」なのだ。

 大麻はマリファナとも呼ばれ、幻覚作用があるテトラヒドロカンナビノール(THC)を含む大麻草の葉や花から抽出される。乾燥したものだけでなく、THCの成分濃度が高い花穂(バッズ)や濃縮した樹脂(ワックス)、液体(リキッド)も出回っている。

 日本国内では大麻取締法で栽培や所持、譲渡、輸出入を原則禁止しており、無許可で栽培や輸出入をした場合は7年以下(営利目的の場合は10年以下)、所持や譲渡した場合は5年以下(同7年以下)の懲役と定めている。