連邦選挙委員会(FEC)に提出された最新の資料によれば、民主党大統領候補のジョー・バイデン氏の陣営が7-9月期(第3四半期)に投入した選挙資金は、トランプ陣営を少なくとも1億1000万ドル(約115億円)上回っていた。それでもなお、バイデン陣営が選挙1カ月前の時点で保有していた資金は、トランプ陣営を大幅に上回っている。バイデン氏と民主党全国委員会(DNC)が1日時点で保有していた利用可能な資金額は4億3200万ドル。トランプ陣営と共和党全国委員会(RNC)は2億5140万ドルだった。2016年には、トランプ氏の資金調達額が民主党候補のヒラリー・クリントン氏を下回っていたものの、選挙ではトランプ氏が勝利するなど、調達額が勝利につながるとは限らない。一方、全国規模の世論調査や一部の主要激戦州でトランプ氏が劣勢であることが示され、今回の選挙では期日前投票が歴史的規模に上る中、同氏は大統領選の最も重要な時期に資金調達面で不利な状況に置かれたことになる。