エコノミストは米大統領選後の米国経済について、新型コロナウイルス予防ワクチンや新しい財政刺激策への期待を背景に、順調な回復を遂げると予想している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査で明らかになった。WSJは11月6~10日にエコノミスト65人を対象に調査を実施した。米国経済が新型コロナの打撃から立ち直るために必要な支援の規模については、多くの議員が提案しているよりも少額の予想が示された。今年末時点の失業率についてのエコノミスト予想は6.7%と、先月調査の7.8%より改善した。また2019年10-12月期に比べた今年の国内総生産(GDP)成長率の予想はマイナス2.7%と、先月時点の予想のマイナス3.6%より上向いた。エコノミスト予想は21年がプラス3.6%、22年がプラス2.9%と、それぞれ先月の調査よりわずかに悪化した。