米商務省は12日、中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の利用を事実上禁止する措置について、その執行を停止すると明らかにした。フィラデルフィア州の連邦裁判所による判決を理由に挙げている。本来は12日から、アップルなどの米企業がTikTokのモバイルアプリを提供することや、アマゾン・ドット・コムやアルファベットなどがTikTok向けにウェブホスティングサービスを提供することが禁じられる予定だった。商務省は停止理由として、フィラデルフィア州連邦地裁のウェンディ・ビートルストーン判事が先月、TikTok利用禁止措置の一時差し止めを命じたことを挙げた。同地裁では、コメディアンのダグラス・マーランド氏などTikTokを利用する著名人3人が訴訟を起こしていた。
米商務省、TikTok利用禁止措置の執行を停止
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