中国外務省の汪文斌報道官は13日、米大統領選で勝利を確実にした民主党のジョー・バイデン氏と副大統領に就任する見通しのカマラ・ハリス氏に対し祝意を表明した。主要国が相次ぎ大統領選での勝利に祝意を伝える中、中国はこれまでコメントを出していなかった。汪氏は定例会見で「米国の人々の選択を尊重する」とした上で、「バイデン氏とハリス氏に祝意を送る」と述べた。このコメントは、バイデン氏に対し各国首脳や国連などの国際機関から祝意が送られたことを中国がどう受け止めているかとの質問に答えたもの。汪氏は「米国の選挙結果は同国の法と手続きに従って決められる」と述べた。米主要メディアが先週末にバイデン氏の勝利を報じた後も、中国政府はおおむねコメントを控えていた。汪氏は9日に同様の質問を受けた際、祝意は示さず、バイデン氏が勝利を主張していることを認識していると述べるにとどめていた。