米国防総省当局者らは16日、ドナルド・トランプ大統領がアフガニスタン駐留米軍の新たな削減を命じようとしているとの前日夜のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道内容が正しかったことを確認した。削減の期限は、都合のいいことに、彼が大統領を退任する来年1月20日の直前に設定されている。これについてわれわれは、迫りつつある大統領任期の終わり以外に、何らかの正当な理由があると期待したい。駐留米軍の規模を2500人に削減することには、確かに軍事的合理性がない。アフガニスタン駐留米軍のスコット・ミラー司令官は、今年に入って駐留米軍の規模を8000人から削減するようトランプ氏から命じられた際、現在の4500人の水準を提案した。2500人という数字は、トランプ氏が先週考え出した壊滅的結果を招きかねない完全撤退案の気まぐれな代替案として、国防省内でいい加減に選び出したもののように見える。