ドナルド・トランプ米大統領は12日、大統領執務室での会議で、イランの核施設を空爆する選択肢について側近らに質問していたことが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。国際原子力機関(IAEA)による報告でイランの低濃縮ウラン貯蔵量拡大が明らかになったことを受けたものだという。トランプ氏は、複数の顧問からこうした選択肢を追求しないよう説得された。顧問らは、アフガニスタンやイラクでの戦争終結にトランプ氏が努力する中、軍事行動に出れば中東地域での広範な紛争につながる可能性があると伝えたという。IAEAは報告書で、イランの低濃縮ウラン貯蔵量が2015年の核合意で認められた量の12倍に達したと明らかにしている。
トランプ氏、イラン空爆について側近に質問 説得され攻撃回避
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