ドナルド・トランプ米大統領は、ジョー・バイデン氏に負けたことをまだ認めたくないようだ。ここにきて投票機の不正操作があったにちがいないと主張している。証拠はどこにあるのか。強い主張にはそれを裏付けるだけの強力な証拠が必要だ。うわさ話やツイッターでの当てこすりではなく。先の大統領選で28州に投票機を供給したドミニオン・ボーティング社を巡り、無駄話が繰り広げられている。引き金は、ミシガン州アントリム郡の集計結果発表で当初、誤りがあったことのようだ。2016年の選挙ではトランプ氏は同郡の1万3600票のうち62%を獲得した。それ故、今年の選挙でバイデン氏が当初3000票差でリードしているとの集計結果は驚きだった。