米国市場で消費者のセダンへの関心が低下する中、ホンダは自社のラインアップの中で最も消費者になじみのある車種の一つ、シビックの販売回復に乗り出している。ホンダは17日、配信プラットフォーム「Twitch(ツイッチ)」を通じて新世代のシビックを初公開した。シビックは同社の米国での販売の約4分の1を占めており、幹部によれば、若くて価格に敏感な消費者を引き付けるのに極めて重要なモデルだという。消費者の関心がシビックのような経済的な小型車からより大型で価格の高い車に移る中、ホンダの米国販売はここ数年減少している。新型コロナウイルスの大流行で消費者の志向の変化は加速する一方だ。多くの潜在的購入者が通勤を控え、大型のスポーツタイプ多目的車(SUV)や大型のピックアップトラックなどライフスタイルを楽しむための車を支持している。調査会社ワーズ・インテリジェンスによると、10月の米国市場における業界全体の販売のうち、セダンを含む乗用車のシェアは23%で、前年同月の26%から低下した。