米新興ニュースメディアのバズフィードは、ベライゾン・メディア傘下のハフポストを株式交換を通じて買収することで合意した。両社が19日明らかにした。成長の起爆剤を求めるデジタルメディア業界の大手2社が合体することになった。この買収案件は、バズフィードと米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ傘下のベライゾン・メディアとの大型契約の一環。両社はプラットフォーム上でお互いのコンテンツを利用し合い、広告分野の事業機会を共同で模索する計画だ。この取引の結果、ベライゾン・メディアはバズフィードの少数株主になる。ある関係者によると、ベライゾン・メディアはバズフィードに現金も投じる予定だが、額は不明だ。統合後の新会社のトップにはバズフィードの創業者で最高経営責任者(CEO)のジョナ・ペレッティ氏が就く。空席が続いているハフポストの新編集長探しもバズフィードが主導する。ペレッティ氏は2005年にアリアナ・ハフィントン氏、ケネス・レーラー氏と共にハフィントンポスト(当時)を立ち上げた創業者の1人。