ワークマン女子「ワークマン女子」は大人気 Photo by Rumi Souma

アウトドア、スポーツなど衣料専門店、「#ワークマン女子」はコロナ禍に咲いたあだ花か、それとも大輪の花を咲かせることになるのか――。快進撃を続けるワークマンが今年10月、横浜市に新業態、「ワークマン女子」を開いた。11月初旬まで入場制限が続き、爆発的な滑り出しをみせる。しかし果たしてワークマン女子は存在意義を確立することができるか。(流通ジャーナリスト 森山真二)

「ワークマン女子」は
いまだに大人気で入場制限

 11月初旬の平日、「ワークマン女子」もさすがにオープンから半月以上経過しているのだから「店舗の入場制限は終わっているだろう」と高を括って横浜市中区の商業施設「コレットマーレ」内にあるワークマン女子に行ってみた。

 なんと朝11時だというのに、早くも入場制限が行われている。11時の時点で整理券をもらっても入場できるのは午後1時だと聞いて、その日は諦めた。翌週の平日。朝10時から入場整理券を配るという話だったので、開店の1時間前の10時に行き入場整理券をもらった。

 そして、開店時間の11時前。早くも店頭には開店を待つお客が行列を作っており、並ぶことになった。ようやく入場できたと思ったら、店舗の入口で従業員の方が「本日分の入場整理券の配布は終わりました」とアナウンスしている。「オープンから1カ月近くたつのにどれだけ事前の『宣伝』効果が効いているのだ」と思いつつ、店内に入る。