コロナの影響が長く続いているため、業種によっては赤字決算が続出しています。これが何年も続くようなら、大企業といえども耐えられないと思われます。世の中が大きく変わろうとしているので、まさに今が自分を変えるチャンスなのではないでしょうか? 一刻も早く「働かないという生き方」を目指すべきだと思います。

 人生には、実は嫌いなことをしている時間なんてないんです。サラリーマン時代の私は偽りの人生を何年も生きてきたのだと気づきました。ひたすら会社や上司や、家族や他人のために、やりたくもない仕事を我慢してやっていたのです。

 私の周囲の30代、40代で「働かないという生き方」を実現したみなさんは、すべての時間を自分や家族のために使うことができ、毎日、自由な生活を楽しんでいます

 平日の昼間から家族で公園を散歩することもできますし、自分の趣味に没頭したり、スポーツや旅行を楽しむこともできます。リタイア後に、「働かないという生き方」を実現した仲間と一緒に、世界一周旅行に出かけた方もいますし、投資家を育成するために「インベスターラウンジ」という仲間が集えるバーを開業した方もいます。

 人生において、すべての時間を楽しむために使えるのは何ものにも代えられない喜びです。季節の移ろいを感じながら運河沿いの公園をランニングするのが私の日課ですが、最近は色づく木々に感動しながら、枯葉を踏みしめた際の音にも新鮮な驚きを感じます。

 今まで忙しすぎてまったく見えていなかった景色や日々の小さな幸せに気づかされています。これというのも、「お金に困らない人生」と「自由な時間」が簡単に手に入ったからだと感謝しています。

「働かないという生き方」は、自分にはとても無理だと思われるかもしれませんが、地道に頑張れば、早い人で3年、コツコツ続けていれば5年くらいで実現できると思います。「働かないという生き方」は意外と手の届くところにあります。

今こそ「お金のなる木」を
植えて育てよう

 先ほど述べたとおり、私のまわりにはサラリーマンを早々とリタイアした30代、40代の方が大勢います。みなさん、元は普通に会社勤めをしていましたが、現在はほぼ自宅で引きこもり生活です。

 彼らがどうやって若くして「働かないという生き方」を手に入れることができたのかといえば、とくに難しいことをしたわけではありません。本を読んだり、セミナーに参加したりしてファイナンシャルリテラシーを高め、貯金をして種銭をつくり、それを元手に銀行融資を受けて、収益不動産をコツコツと買っていっただけです。

 国税庁が発表したデータによれば、日本には不動産収入を得ている人が2018年時点で328万人もいます。そのうち不動産所得が主である家主は、全体の48%で158万人もいます。実は、みなさんが気づいていないだけで、働かなくても毎月お金が入ってくる人はけっこういるのです。