米国の高齢者施設など長期介護施設に関連する新型コロナウイルス感染症の死者が10万人を超えた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による全米のデータ集計で明らかになった。新型コロナは基礎疾患を抱える高齢者にとりわけ大きなリスクをもたらすが、高齢者施設ではそうした人々が狭い空間で暮らしている。介護付き住宅などその他の高齢者向け住宅でも集団感染が発生しており、ジョンズ・ホプキンス大学が記録している新型コロナ感染の全死亡者数26万人超のうち、長期介護施設での感染による死者は4割近くを占めている。高齢者施設を追跡している連邦機関のデータによると、感染が重症化しやすいこうした層では死者が出るペースが加速しており、全米の感染拡大や死者の増加を反映している。
米の新型コロナ死者、長期介護施設で10万人超に
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