米ミズーリ州在住のフレッド・スチュワートさん(48)は、今年のクリスマスに例年通りパーティーを開けないことに落胆し、自宅の前庭を初めて飾り立てようと考えた。特大の雪だるまの人形6体とサンタ1体を購入したほか、トロピカル風が大好きなスチュワートさんはピンク・フラミンゴ20体にサンタの帽子をかぶせ、カバ1体にピンクのチュチュを着せた。「こうでもするほかないという気分だった」と、配管会社を経営するスチュワートさんは話す。新型コロナウイルスの影響で自宅にこもって長い時間を過ごす中、クリスマスの飾り付けに没頭する米国人が増えている。例年より早い時期からイルミネーションが庭につるされ、人工ツリーが飛ぶように売れるなど、混乱続きの1年を吹き飛ばす陽気な装飾に人々は余念がない。