顧客関係管理(CRM)システムを手掛ける米セールスフォース・ドット・コムは長年、ニッチなビジネスソフトウエア会社として成功を収め、マーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)は自らを米ビジネス界の代弁者と位置づけてきた。ベニオフ氏は今、アナリストいわく「さらなる高みを目指して」前進し、業界最大手マイクロソフトとの争いを一段とヒートアップさせている。セールスフォースは、企業向けコミュニケーションツールを手掛ける米スラック・テクノロジーズを買収する方向で交渉を進めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が26日に報じた。これはベニオフ氏にとって過去最大の買収になる見込みで、マイクロソフトが成長に不可欠とみなす市場でセールスフォースがこれほど真っ向から勝負を仕掛けるのは初めてだ。
セールスフォース、スラック買収でMSに真っ向勝負
在宅勤務の普及で協業ツール市場の競争に拍車
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