弁護士は、詐欺集団から「落としどころとして、○○さんには全額お金は返しますけれども、このチームのホームページが詐欺集団だったことはネットに書かないでくれ」という条件が出されたそうです。弁護士と詐欺師の間でも取引があったのだと思います。素人が詐欺師と話したところで、相手は開き直るので解決は絶対しません。

 この事実が世の中に出回らない可能性もあります。普通の人が詐欺に遭って、それに対応しようとしても、なかなかそんな優秀な弁護士までたどり着きません。そして、いろいろな無料相談所に行ってアドバイスを受けている間に口座は凍結されてしまいます。

数カ月後、タケトさんは
また詐欺に狙われる?

 私がタケトさんに注意をしたのは、数カ月後におそらく弁護士と名乗る人から連絡がくるということです。「ナカムラタケトさんですよね?ちょっと最近困ったことありました?」「いや、別にないですよ」と答えると、「ニンテンドースイッチ詐欺に遭っていますよね?」って言ってきます。

「実はね、リストがありまして、詐欺にあった方に一件ずつご連絡させてもらっています。その後、対応されましたか?振り込んだお金が戻ってこないのは悔しいですよね?私たちそういう団体を作っていまして、みんなで訴えようと今動いています。ちょっと名前と住所教えてもらっていいですか?訴訟に向けて2万円いただければ動きます」と伝えてきて、お金を振り込ませます。

 今、裁判がコロナ禍で止まっているらしく、裁判を起こされないと思って詐欺師がかなり横暴なことをしているそうです。もし訴えられたとしても裁判は先延ばしになるから、その間に「金を稼いじゃおう!」と考えているそうです。みなさんもご注意ください。

 なお、タケトさんは公式サイトで7回の抽選ののち、無事にスイッチをゲットできたそうです。

「不景気な世の中」「アップデートし続ける令和の詐欺」、点と点が線になるお話でした。あなたの隣に詐欺師がいます。