クラウドベースのビデオ会議サービスを提供する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが11月30日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、売上高が再び過去最高を更新した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、リモートワークとオンライン授業が続いており、同社サービスの利用が急増している。売上高は7億7720万ドル(前年同期は1億6660万ドル)、純利益は1億9840万ドル。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は、売上高が6億9400万ドル、純利益が1億4900万ドルだった。ズームは遠隔勤務・授業へのシフトによる最大の勝ち組企業の1社としての地位を固めており、2021年1月期の売上高予想を従来の最大23億9000万ドルから25億8000万ドル前後に引き上げた。予想引き上げは3回目となる。