米ニューヨーク州在住のヘザー・ミュールマン・ジェンキンスさんの6歳の息子リード君は、今年初めてクリスマスにおもちゃを欲しがらなかった。リード君は人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の写真をカタログから切り抜き、それをのりで貼りつけた紙を母親に手渡した。「『もしサンタさんが他に何もくれなかったら、僕はこれが欲しい』と言った」と、企業の広報幹部を務めるヘザーさんは話す。昨年のクリスマスの「欲しい物リスト」にはハイテク製品が1つもなく、アニメキャラクターの玩具やリモコンカーが並んでいた。だがここ数カ月、ヘザーさんと夫は暇を持て余した子供たちのために、任天堂の据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」を引っ張り出し、リード君や妹のフィービーちゃんを遊ばせていた。するとある日、リード君はいとこの家でスイッチを見て、これが欲しいと心に決めた。
クリスマスに欲しい物、玩具よりハイテク製品人気
親と子の間でズレも
有料会員限定
あなたにおすすめ