米通信大手AT&T傘下の映画制作会社ワーナー・ブラザーズは3日、2021年公開予定の新作映画について、劇場と同時に動画配信サービス「HBOマックス」でもリリースすると発表した。ネットでの配信は封切りの最初の1カ月間で、その後は劇場のみでの上映となる。ネットと劇場でのハイブリッド方式の公開は、作品の規模を問わず、来年公開予定の17作品全てが対象となる。大型予算映画は通常、利益を確保するには、劇場で巨額の興行収入を得る必要がある。来年公開される作品には「デューン/砂の惑星」や人気ミュージーカル「イン・ザ・ハイツ」の映画版、「マトリックス」シリーズの最新作などが含まれる。ワーナー・ブラザーズは先月、12月25日に劇場公開する「ワンダー・ウーマン1984」をHBOマックスでも同時に1カ月間にわたり配信すると発表していた。