ジョー・バイデン次期米政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官に起用されるジェイク・サリバン氏は7日、次期政権はイランとの核合意に復帰し、当初の合意条件を順守させることでイランを「箱の中に戻したい」考えだと述べた。その見返りとして、米国には2015年の合意条件を履行する準備があるとの見解を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシル」で発言した。「それは実行可能だとわれわれは考えている」とサリバン氏は述べた。バイデン氏は、ドナルド・トランプ米大統領が2018年に核合意からの離脱を表明したことで生じたとみられるダメージの修復を目指す。核合意への復帰はイランに対する数十億ドル相当の制裁解除を意味し、さらに幅広い問題への「追加協議」に向けた下地を作ることになるとサリバン氏は述べた。
次期米大統領補佐官、イラン核合意復帰に意欲
国家安全保障問題担当のジェイク・サリバン氏
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