電気自動車(EV)メーカーの米テスラは目を見張るような株価急騰を受けて賢明な資金調達に動いている。これには投機筋も注目すべきだ。テスラはS&P500種指数への組み入れが2週間後に迫った8日、最大50億ドル(約5200億円)の株式を売り出す計画を明らかにした。9月に続いて2度目の株式発行となる。長期間にわたって続いている同社の健全性を踏まえれば、株式売り出しは造作ないことだ。何しろ、株式分割を発表した8月以降、株価は2倍以上に跳ね上がり、S&P500種への採用発表から3週間で50%超も急騰している。