米プロ野球界のレジェンド、アレックス・ロドリゲス氏(愛称A・ロッド)は、フロリダ州マイアミのプライベートエクイティ(PE)投資会社と組み、ホテルの買収や開発に5億ドル(約520億円)以上を投資する計画を明らかにした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でホテル業界が大打撃を受ける中での投資となる。米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した強打者で、最優秀選手賞(MVP)に何度も選ばれたロドリゲス氏は、CGIマーチャント・グループが今月立ち上げた新たなホテル投資ファンドに参加すると述べた。このベンチャー事業は6億5000万ドルを調達し、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスと提携して不動産の取得や開発を行うことを目指す。ニューヨークの投資会社マーベリック・キャピタル・パートナーズも同事業に出資する意向だ。