私たちの生活の多くを決定付けている巨大IT(情報技術)企業が、また新たな面で他を圧倒している。米国で最も効率的な経営をしている企業のランキングだ。今年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米経済に広く打撃を与え、数百万人の米国人の買い物や仕事、コミュニケーション、勉強の仕方を一変させた。そのような中で、IT企業は2020年の「経営トップ250」でも上位を維持した。「経営トップ250」は、経営学の第一人者、故ピーター・ドラッカー氏が提唱した原則に基づいて、米クレアモント大学院大学ドラッカー研究所が毎年まとめている企業番付だ。2020年は、マイクロソフトが全ての主要評価項目で一貫して優れたスコアをたたき出し、アマゾン・ドット・コムを首位の座から引きずり下ろした。項目は顧客満足度、従業員の関与と人材開発、イノベーション(技術革新)、社会的責任、財務体質の5つで構成される。
米効率経営ランキング、1位はマイクロソフト
アップルやIBM、アマゾンなどのIT企業が上位をほぼ独占
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