私たちの生活の多くを決定付けている巨大IT(情報技術)企業が、また新たな面で他を圧倒している。米国で最も効率的な経営をしている企業のランキングだ。  今年は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が米経済に広く打撃を与え、数百万人の米国人の買い物や仕事、コミュニケーション、勉強の仕方を一変させた。そのような中で、IT企業は2020年の「経営トップ250」でも上位を維持した。「経営トップ250」は、経営学の第一人者、故ピーター・ドラッカー氏が提唱した原則に基づいて、米クレアモント大学院大学ドラッカー研究所が毎年まとめている企業番付だ。