米テキサス州のケン・パクストン司法長官は16日、アルファベット傘下のグーグルがデジタル広告市場を操作し、反トラスト法(独占禁止法)に違反したとして、複数州の代表として同社を提訴したと発表した。テキサス州司法長官事務所はツイッターで「このインターネットの巨人は力を利用して市場を操作し、競争を破壊し、あなたがた消費者に損害を及ぼした」と述べた。このテキサス州主導の今回の提訴で、広告収入に頼るグーグルの法的リスクが高まった。同社のデジタル広告事業に対する新たな訴えは、グーグルが不当に競争を抑えているとする政府の主張に2つ目の主要な切り口を与える。司法省と州は、グーグルの検索事業に的を絞った独禁訴訟を提起済みだ。