中国の電気自動車(EV)メーカーの時価総額が急拡大している。国家を挙げたグリーンエネルギー目標に加え、米EVメーカーのテスラの驚異的な株価急騰の再現を期待する個人投資家の存在が背景にある。
ファクトセットによると、EV専門メーカーの蔚来汽車(NIO)の米国預託証券(ADR)は今年に入り約11倍に跳ね上がり、16日時点で時価総額は700億ドル(約7兆2200億円)弱に達している。香港では著名投資家ウォーレン・バフェット氏が出資する電池・自動車メーカー、比亜迪(BYD)が4倍余りに上昇し、時価総額は690億ドルとなっている。