大卒入社3年目のこと。貯金100万円を元手に、
40歳をちょっと過ぎるまでに株式投資で生涯賃金2億円を稼ぐことを決意した。
でも、投資はまったくの素人。完全に知識ゼロの状態だった。
そこで、日中はサラリーマンとして忙しく働きながら、
株式投資の入門書を買って勉強するところから始めた。
最初は短期売買を繰り返して失敗したが、
より落ち着いて取引できる中長期投資に方向転換したところ、“勝ちパターン”が見つかった。
どんどん資産を増やし、当初の計画前倒しで資産2億円達成!
サラリーマンにして株式投資で月400万、500万円の利益を出すことはざら。
多い月には1000万円を軽く超える含み益を得ている。
その投資手法は、堅実で着実。
『10万円から始める! 割安成長株で2億円』の著者・弐億貯男が、
すべてのサラリーマンにおすすめの投資スタイルを手取り足取り伝授する。
「会社の人は誰も知らないけれど、実はボク、いつ会社を辞めても大丈夫なんです!」――弐億貯男

証券会社Photo: Adobe Stock

目先の「貸株金利」だけでなく
背景に隠れたリスクを忘れずに

皆さんは、「貸株サービス」をご存じでしょうか?

これは投資家が保有している株式を証券会社に貸し出し、その見返りとして「貸株金利」を得られるサービスです。

証券会社は投資家から借り受けた株式を機関投資家などに貸し出すことで、貸し出した株式に応じた金利を得ます。

機関投資家などから得られる金利と、投資家に支払う金利の差額が、証券会社の粗利となるのが、貸株サービスの大まかなビジネスモデルといえます。

投資家に対する貸出金利は、銘柄別にさまざまです。

楽天証券の場合、年率1%以上が559銘柄、年率13%以上が2銘柄で、最高の貸出金利は、動画サイトへの投稿で収入を得る「YouTuber」のマネジメントを手がける「UUUM」(東証マザーズ・3990)の13.25%となっています(2020年12月20日時点)。

投資家が貸株サービスを利用すると、株式の名義は証券会社に移ります。

そのため、本来は「株主優待」を受け取る権利はなくなってしまいますが、多くの証券会社では株主優待の「権利確定日」のみ、株式の名義を証券会社から投資家の名義に戻して、株主優待を得られるサービスを提供しています。

株主優待と同時に配当金が支払われる銘柄の場合、配当金も得られます。