「米国の政治的中道派は死滅した」との各種報道は大幅に誇張されている、とジョー・バイデン次期米大統領は国民に伝えたいようだ。実際バイデン氏は、23日に複数のコラムニストと行った対話の中で、政治的中道派は健在であり、彼自身がその中に位置し、常にその中で活動してきており、そこを基盤に政治を行うと明確に宣言した。バイデン氏「米国において、そして民主・共和両党において、重心は中道と中道左派へと動いてきたと私は信じている」と語った。バイデン氏はさらに、自身と中間地点で折り合う準備ができている共和党議員が十分な数だけ存在しており、両党の勢力がほぼ均衡している議会でも物事を成し遂げることができると強調した。バイデン政権下の議会は、これまでの何人かの民主党大統領が享受していたような同党優位の議会にはなりそうにない。
バイデン氏「中道政治は死なず」は成功するか
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