パーソナルユースとして
人気を伸ばしているクーペ
GLCの最新モデルはフレッシュな印象。従来型と見た目ががらりと変わった理由は、フロントグリル形状が逆台形から台形になったからだ。たったそれだけで?という違いだけれども、それほど現代のクルマにとってフロントマスクの重要度は高い。AMGモデルは、いわゆる最新のパナメリカーナグリルが与えられ、いっそう精悍な表情になった。
Cクラス級のSUVは、メルセデスにとっていまやドル箱だ。SUVがこれまでのセダンシリーズとパラレルにフルラインアップ化されているのだから、当然といえば当然だろう。最近パーソナルユースとして人気を伸ばしているのが、ルーフをなだらかに傾斜させたクーペだ。
GLCクーペのAMGモデルは43と63が設定されている。63にはAMG・GTの流れをくんだ4L・V8ツインターボ(63S・510ps/700Nm)を搭載。日常ユースであれば、63比で穏やかな3L・V6ツインターボ(390ps/520Nm)を積む43がベストマッチだろう。マイナーチェンジを機に従来型に比べて最高出力は23psアップ。520Nmのビッグトルクは2500~5000rpmの幅広い領域で発揮する。