――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の雇用者数は12月に減少した。雇用市場は上向く前にさらに悪化する危険性がある。  米労働省が8日発表した12月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比14万人減少した。11月の統計は上方修正されたことから打撃は和らいだとはいえ、12月はエコノミスト予想の5万人増に比べ著しい落ち込みとなった。  原因は明らかに、秋以降の新型コロナウイルスの感染再燃にある。レストランやホテルを含む娯楽・接客業部門では49万8000人の雇用が失われた。