カナダの動画共有サイト「ランブル」は11日、米グーグルを反トラスト法(独占禁止法)違反で提訴した。検索エンジンとモバイル基本ソフト(OS)の優位性を乱用し、傘下ユーチューブの動画が検索結果の上位に表示されるようにしたとしている。保守派の間で人気のランブルは、グーグルが「検索アルゴリズムを不正に操作している」として、カリフォルニア州の連邦裁判所に提訴。グーグル側の対応により、多数の視聴者と多額の広告費が失われたとしている。また、グーグルのアンドロイドOSを搭載したモバイル端末にユーチューブアプリをプリインストールする慣行が、ランブルから視聴者を不当に奪っているとも主張している。グーグルの広報担当者は「根拠のない主張」だとし、争う姿勢を示した。