ドナルド・トランプ米大統領の支持者による先週の連邦議会議事堂占拠を受けて、トランプ一族の経営会社に対する圧力が高まりそうだ。すでに保有する優良資産は新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けており、債務の返済も迫っている。  これまで一族の「トランプ・オーガニゼーション」と長年にわたり取引関係にあったドイツ銀行は、ここにきて距離を取り始めており、この先、融資を行う公算は小さい。内情に詳しい関係筋が明らかにした。ドイツ銀はトランプ・オーガニゼーションに3億ドル(約320億円)以上を融資しており、これが2023、24年に相次ぎ返済期限を迎える。