新型コロナウイルスの感染拡大を受けての巣ごもり需要によって、調理が簡単で数日保存もできる食パンの人気が高まっている。そんな食パンの鮮度を保つためにビニール袋に使われているプラスチック製の留め具の名前をご存じだろうか。昔からその存在は知っているが、意外にもフォーカスされる機会の少ない“名品”を紹介するシリーズ、第3回はクイック・ロック・ジャパンの「バッグ・クロージャー」だ。(フリーライター 岡田光雄)
日本で唯一生産
海外にも進出
テレワークの導入によって通勤の必要がなくなり、朝食をとる時間が増えたが、毎朝手の込んだ料理を作るのはしんどいし、かといってお金もかけたくない。そんなビジネスパーソンが重宝する食べ物の一つが“食パン”ではないだろうか。
5枚切りや6枚切りの食パンの場合、一回の食事で完食できないケースも多い。消費期限は数日と短く、保存するにはしっかりとビニール袋を封する必要があるが、その際に役立つのがバッグ・クロージャーだ。バッグ・クロージャーとは、多くの市販の食パンにあらかじめ使用されている、ジグソーパズルのピースのような形をした留め具のこと。