コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度の住宅編だ。
住友林業が売上高24%増で王座をキープ
セキスイハイムは苦戦
住宅の主要4社が発表した12月度の月次業績データ(住宅受注金額、棟数など)は、以下の結果となった。
12月度のセキスイハイム(積水化学工業)の住宅受注(棟数ベース)は、前年同月比94%(6%減)だった。今回取り上げている4社の中で唯一、前年実績割れを起こしている。
一方、ミサワホームの受注金額(合計)は同103%(3%増)、大和ハウス(大和ハウス工業)の受注金額(合計)は同104%(4%増)だった。
最も好調だったのは住友林業で、12月度の受注金額(合計)は同124%(24%増)だった。