12月度の業績が前年比で悪化した企業ランキング!
3位東京スカイツリー、1位は?

 前年同期と比べた月次データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2020年11月度の月次業績データを使って「11月度業績『悪化度』企業ランキング」を作成、ワースト5社をお伝えする。

 なお、このランキングでは主要31業界、上場109社を対象にした(詳細はhttps://diamond.jp/articles/-/252189参照)。企業経営における重要指標である「既存店売上高」や「来客数」といった月次業績データにおける前年同月比の増減数値の推移を見ることで、企業・産業の再起力において、その明暗がはっきりと分かれていることが分かった。

 早速、ランキングを確認していこう。

(注)指標の詳細はこちら参照。

 ワースト1位はANA(全日本空輸)の国際線で前年同月比5.8%(94.2%減)、2位はJAL(日本航空)の国際線で同7.0%(93.0%減)だった。コロナ禍で、海外へ渡航する日本人旅行者とインバウンド(訪日外国人)の両方が蒸発したことで、両社は壊滅的なダメージを受けている。

 本来であれば、年末年始の帰省・旅行シーズンである12月は国内線・国際線共に利用者が増え、航空会社にとって稼ぎ時だ。しかし、2020年の年末は新型コロナウイルスの感染拡大に伴って様相が一変していた。20年12月、政府は帰省については慎重に検討するよう国民に呼び掛けるなど、「静かな年末年始」を送ることを要請したからだ。これが航空会社の業績にも大きな影響を与えた。

 また、12月はANA・JALにとって繁忙期であり、前年同月の基準値が高かったことも12月度の月次業績データの数値が悪化した要因に挙げられるだろう。(詳細は、ANA・JAL「頼みの綱の国内線」が帰省シーズンでも利用客54%超減の衝撃を参照)。