コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、12月度の鉄道(JR)編だ。
JR西日本が「ある業績で前年超え」達成
鉄道(JR)の主要4社が発表した12月度の月次業績データ(鉄道営業収入、新幹線の利用状況、運輸取扱収入など)は、以下の結果となった。
12月度のJR東日本の鉄道営業収入は、前年同月比53.3%(46.7%減)、JR九州の運輸取扱収入は同51.6%(48.4%減)、JR西日本の運輸取扱収入は同48.6%(51.4%減)だった。
最も厳しい状況にあるのがJR東海で、12月度の新幹線の利用状況は同39%(61.0%減)だった。