「お金の本」を読んだけど
全然お金が貯まらない!
お金に関する本や記事を読むのが好きな人は多いものです。外出を自粛することも多い今は、そのような本を読んで過ごすという人も多いのではないでしょうか。
お金の本には、経済の話から節約法、生命保険の入り方、貯金法や投資法まで、さまざまな内容のものがあります。そこで紹介されていることを読めば、お金を貯められるかもしれない、人より得できるかもしれない、将来の不安が軽くなるかもしれない…などと思う人も少なくありません。
情報を集め、知識を深めることは、自分の行動を決めるために大切なことです。そして自分がすべきだと思ったことは、まず取り組んでみる。これができれば、徐々にお金の面だけではなく、考え方や行動なども良いほうへ変化する可能性が高くなっていくように感じます。
ただ、得た情報から学び、行動に移していくというのは案外難しいことです。家計相談に来られる人の中には、「あの本を読んだのですが、お金は貯まりません。何が悪かったのでしょうか」と言う人もいます。
やる気はあるのに、なかなか行動に移せない。知識を入れただけでは変われるはずもないのに、読むだけで満足してしまい「読んだのに変われなかった…」と首をかしげているのです。