自分の外ではなく、中に組み込まれた規律を

――では、和田さんの手帳の使い方を教えていただけますか？

　私は営業をしていたときに、数字の目標達成に手帳の大きな効果を実感したのです。

　目標とプロセスと結果が目で見てわかるように記録することで、結果が出ないときにもプロセスの修正がすぐにできて、つねに数字を伸ばしていくことができました。

　また、目標や人の話を聴いてとったメモも、デジタルで打ち込んだものより、自分の手で書いた文字のほうが記憶に残りやすいと思います。例えば、字を間違えて書いたりしたとき、デジタルだと上書きで修正されてしまいますが、手書きだと線を引いて消したりして残りますよね。あと、一文字だけ大きく書いたり斜めに書いたり、といった不規則な部分にも、そのときの自分の気分や強調点が表れていて、整然と打ち込まれたワープロ文字より発想を刺激してくれる気がします。詳しい脳の仕組みはわからないけれど、データを見るのではなく絵画を見る感覚でスケジュールを見ているのだと思います。

（あと、詳しいことは『幸せをつかむ！時間の使い方』の7章「手帳を使って時間管理の達人になる」に書いていますので、こちらを読んでいただけるとよりわかっていただけるかなと思っています。）

――手書きの効果ってあるんですね。次回は『和田裕美の営業手帳』の愛用者の方のさまざまな活用法、そして2013年版の手帳の特長などをお話しいただきます。

■ダイヤモンド社からお知らせ

和田裕美先生セミナー＆サイン会

【セミナー概要】
日　時　：2012年11月5日（月）
　　　　　19時開演（18時30分開場）20時30分終了予定
会　場　：世界貿易センタービルディング 38階フォンテーヌ
住　所　：東京都港区浜松町2-4-1
料　金　：入場無料（事前登録制）
定　員　：200名（先着順）　セミナーお申込みはこちらから
主　催　：ダイヤモンド社
お問合先：ダイヤモンド社書籍編集局（担当中島）
TEL：03-5778-7294　　E-mail:pbseminar@diamond.co.jp
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