営業のカリスマ・和田裕美さんがプロデュースした手帳には「結果を出す」ための仕掛けが様々ほどこされているが、営業に限らず幅広い職種・立場の人たちがアレンジして活用しているという。手帳に込めた思いと反響について語っていただいた。(聞き手・書籍オンライン編集部)
結果を出すためにプロセスを「見える化」する
――和田さんにプロデュースしていただいている『2013 W's Diary 和田裕美の営業手帳 2013』。今年で8年目になります。どんな方針でプロデュースなさったか、改めてお聞かせください。
もともとは営業をやっていたときに実際に私が使っていたものをモデルにしてアレンジしました。結果よりも「どのように行動したか?」が見えることがとても大事なので、プロセスが見てわかるようにかけるようにとか、モチベーションが下がらないようにとか、とにかく、結果が出る要素をすべて詰め込んだ手帳をつくりたいと思ったのです。
たとえば、この手帳は1年間を52週間で区切っています。たいていは目標を立てるとき月間ベースですが、52回の目標設定ができるほうが結果が出しやすいのです。実際に私も営業時代は52週間ペースで仕事をしていたのですが、月末だけ焦るパターンに陥らず、月末は翌月の準備に使えたりするようになったのです。
それから、サイズですが、大きめの手帳のほうがいろいろなメモが書き込めて、それが大事な記録になるのです。私自身が持ったときに安心感があるので、A5サイズを少し細くした変型判にしました。大きめだけどバッグに入りやすいというサイズです。
週間スケジュールの右のページをフリー記入欄にして、たくさん書き込めるようになっています。月のメッセージ、Weeklyのメッセージは毎年新しく書きおこして更新していますが、Weeklyのメッセージを自分の「今週のテーマ」として書き写し、行動が変わったと言ってくださる方もありました!