中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は、その拡散的な人気やその結果生じた政治的騒動の両方で、間違いなく2020年に最も話題となったアプリだ。中国での最大のライバルはまだ、ティックトックのように海外で監視対象とはなっていないが、市場では大きな注目を集めそうだ。インターネットサービス大手テンセントが出資する「快手」(中国語で「速い手」の意)が近く香港市場で実施する新規株式公開(IPO)は、同市場最大規模になる可能性がある。同社は2011年、GIF(チャットで使用されるアニメーション画像)作成アプリとしてローンチされ、現在は中国のショート動画アプリとして、抖音(Douyin、ティックトックの中国国内版)に次ぐ二番手となっている。
ティックトックの競合「快手」、電子商取でも商機
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